閉店まで一か月を切った7月31日に、初期のメロポチ同窓会的なイベントがメロメロポッチで行われました。
主催はオープン当初のメロメロガールズだった女性陣。
月日を重ね、みんなもそれぞれ忙しかったり、遠地に住んでいたりと、会う顔のほとんどが久しぶりすぎる再会でした。
宴も進んだころ、用意されたのはメロメロポッチ3周年記念映画で熊野盛生初監督作品「From 2:30PM」の上映会。
媒体がVHSテープというところに昭和な時代が感じられます。
これが本当に懐かしかった。
冒頭シーンは高校生の佐野観君のピアノ独奏から始まり、メロメロポッチの初期の頃によくライブをしていたスタンフライヤーや、アカペラのモザイク、Rick&Wesのライブシーン。
そして今もメロポチで唄い続けている、生きる伝説イージーTAKUさん。
恋愛映画のはずですが、ミュージックビデオのようにお店での演奏シーンが続きます。
ミュージシャンだけではなく、キャストとしてヒゲキタさんやN森さんなど、その場で再開した人たちの若かりし姿が移される度に歓声が上がりました。
映画の出来は一つのシーンがやたら長かったり、独特すぎるカメラワークだったりと、決してよくはないのですが(失礼熊野さん)、改修前の古い近江町市場の情景だったり、開店当初のメロメロポッチの若葉のような勢いが、空気感までばっちり納められていました。
やたらサルサなどのダンスシーンもあるのですが、踊りながら、ずっと紐を頭上で振り回し続けるRちゃん(特に名を臥す)。若かったなぁ。アホやったなぁ。楽しかったなぁ。
懐かしく、まるで小学生の頃に埋めたタイムカプセルを開けたような時間でした。
そのあと会は、クラシックギターの太田真佐代さんのサプライズ演奏があったり、映画の中で主題歌を歌っていたゆうこさんの、主題曲の生アカペラの披露があったりと、メロポチらしく音楽の時間もありました。
後ろ髪ひかれつつも、眠い眠いと言い続ける子供を連れて家路につきました。
そして今書いていていると、「メロポチの3大名曲」の一曲と私が勝手に認定している、かっちゃんの「同窓会の唄」が頭を流れます。
この場に来たかったけど来れなかったやつ、そして、亡くなってこれなかったやついるんだぜ。俺の友よ、みんな集まって、あいつの話をしようぜ。これが俺の同窓会。
ずいぶん違うと思うけど、上記のような意味合いの歌詞です。
映画の中では近江町で元気に接客する、へいちゃんの姿も映っていました。
それだけでもこの映画がこの夜に、20年近くたって上映された意味がある気がしました。
あまり同窓会などには参加しないタイプなのですが、人生においてたまにはみんなで懐かしむのもいいですね。
皆様も残り僅かなメロメロポッチで、一人でも、友人たちとでも、それぞれのスタイルで消えゆくあの空間を懐かしんでくれれば、メロメロポッチも喜んでくれるかな、なんて思います。
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