店のフリーペーパー「メロウ横丁」の編集をさせてもらっていた。寄稿した人々と話したり、店内で夜中まで原稿を切り貼りしたり(PCを使うのは、メールのやりとりと、手書き原稿を活字にする時くらいで、編集はほぼアナログ作業だった)。楽しかった。
それから、地下ならではの、ほの暗い感じを生かし、影絵ユニット「つつじん」の一員として、影絵を何度かやらせてもらった。それも面白い記憶。
今、節目を迎えて、あらためて思うこと。
メロメロポッチって、店そのものがジュースっぽい。個性豊かな人たちの会話、音楽をはじめとするさまざまなアート、飲み物と料理、などがあいまって生み出される、独特な手作り空間。ライブ感溢れる、一度きりのメロウな場の数々。まさに、ミックス生ジュース。
そして、そんなジュースっぽい店のカウンターの向こうでは、フレッシュな本物の生ジュースが作られる。
入れ子?不思議な気持ちになる。
実際に飲んだジュースの味と、居合わせたジュース空間の味を、思い出してみる。さまざまな、味。時には、クセのある、味。どれもそれぞれ、独特に、おいしかった。
それから、思い浮かぶのは。音楽ライブの曲の切れ間、突然人々のざわめきが遠のいて、ジュースを作るミキサーのガー音が響く瞬間。メロメロポッチを思う時、なぜか必ずあれが脳内再生される。
勝手に、象徴のように思っている。
感謝をこめて マツノメ
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